フィリピン人の雇用に使える補助金|申請のタイミングを解説

フィリピン人の雇用に使える補助金・助成金|申請のタイミングを解説

フィリピン人の技能実習生や特定技能外国人の雇用を検討する際、採用コストや受け入れ環境の整備にかかる費用は、企業にとって大きな課題です。

こうした負担を軽減するために活用したいのが、国や自治体が提供する助成金や補助金制度です。しかし、「どのような制度があるのか」「いつ申請すれば良いのか」と迷われる担当者様も、少なくありません。

これらを正しく理解し、適切なタイミングで申請をおこなうと、採用コストの大幅な削減につながります。

こちらでは、外国人雇用で活用できる支援制度や、雇用形態別に利用できる支援の違い、最適な申請のタイミングについて、解説します。

外国人雇用に関連する国の助成金・補助金

外国人雇用に関連する国の助成金・補助金

外国人材を受け入れる際は、様々な公的支援制度が利用できる可能性があります。まずは、制度の仕組みや具体的な名称を把握しましょう。

助成金と補助金の根本的な違い

一般的に「助成金」は厚生労働省が管轄しており、雇用環境の整備や人材育成を目的としています。要件を満たせば受給できる可能性が高いのが特徴です。対して「補助金」は、主に経済産業省や自治体が管轄し、事業拡大や設備投資を支援するものです。こちらは予算の上限があり、採択されるための審査が必要なケースが多くなります。外国人雇用においては、就労環境の整備にかかる費用をカバーする「助成金」の活用が中心となる傾向にあります。

人材確保等支援助成金の活用

外国人雇用で代表的な制度の1つに、「人材確保等支援助成金(外国人労働者就労環境整備助成コース)」があります。これは、外国人特有の事情に配慮した就労環境の整備をおこなった事業主に対して支給されるものです。具体的には、就業規則の多言語化や、母国語による相談窓口の設置などが対象となります。離職率の低下に対する目標を達成することで支給される仕組みのため、定着率向上への取り組みとセットで考える必要があります。

キャリアアップ助成金の概要

「キャリアアップ助成金」は、有期雇用労働者などの非正規雇用労働者を、正社員化や処遇改善した場合に助成される制度です。外国人労働者であっても、在留資格の範囲内で要件を満たせば対象となります。ただし、技能実習生は「技能の修得」が目的であり、原則として正社員化を前提としていないため、この助成金の対象にはなりにくい点に注意が必要です。

自治体独自の支援制度も確認を

国の制度以外にも、各都道府県や市区町村が独自に設けている補助金が存在します。たとえば、日本語教育にかかる費用の補助や、外国人材を受け入れるための住居確保にかかる費用の助成などが、それにあたります。これらは地域や年度によって募集状況が大きく異なるため、事業所がある自治体のホームページや商工会議所を通じて、最新情報をこまめに確認しましょう。

雇用形態・対象業務によって利用できる支援の違い

雇用形態・対象業務によって利用できる支援の違い

外国人雇用と一口にいっても、技能実習、特定技能、技術・人文知識・国際業務など、在留資格によって雇用の性質が異なります。こちらでは、雇用形態や業務内容によって、どのような支援が受けられるのかについて解説します。

技能実習生と特定技能外国人の支援内容の差

技能実習生は、日本で技術を学び母国へ持ち帰ることが目的です。そのため、支援の内容も、「技能実習の適正な実施」や「日本語学習の支援」に重点が置かれる傾向にあります。一方、特定技能外国人は、即戦力として労働力の不足を補うことが目的です。そのため、生活オリエンテーションや日本人社員との交流促進など、職場への定着や生活基盤の安定を支援する取り組みが助成対象となりやすいという違いがあります。

日本語教育や定着支援にかかる費用の補助

多くの制度で共通して支援対象となるのが、日本語教育にかかる経費です。外部講師の謝金や、eラーニングの導入費用、教材費などが対象に含まれます。特にフィリピン人は英語が堪能ですが、現場での円滑なコミュニケーションには日本語能力が不可欠です。入国前に一定の日本語教育を受けている場合でも、入社後の継続学習に対する支援は、助成金の加点事由や支給要件に含まれることが多くあります。

業種による特定加算や優先採択

建設業、介護業、農業など、人手不足が特に深刻な特定産業分野では、助成金や補助金の要件が緩和されたり、支給額が加算される場合があります。自社の業種が、国の重点支援分野に該当するかどうかを事前に調査することで、より有利な条件で支援を受けられる可能性が高まります。

中小企業と大企業での支給額の違い

助成金や補助金の多くは、企業の規模によって支給額や助成率が異なります。一般的に、中小企業の方が大企業よりも助成率が高く設定されています。申請時には、自社がどの区分に該当するかを正確に把握し、試算をおこなうことが大切です。

補助金・支援金を受けるための申請タイミング

助成金や補助金の活用において最も失敗しやすいのが、申請のタイミングです。多くの制度は、費用が発生した後ではなく、事前の計画届出が必要となります。こちらでは、申請をスムーズに進めるための、最適なスケジュールについて解説します。

雇用契約や取り組み開始前の「計画届出」が必須

ほとんどの助成金(特に厚生労働省管轄のもの)は、取り組みを開始する前に「計画届」を労働局へ提出し、認定を受ける必要があります。たとえば、新たに外国人材を採用して環境整備をおこなう場合、採用活動や施策の実施前に計画を出さなければなりません。「すでに日本語教室を契約してしまった」「先に雇用契約を結んでしまった」という後からの申請では、対象外となるケースが大半なので注意が必要です。

採用計画と連動したスケジューリング

フィリピン人技能実習生の受け入れには、面接から入国まで数ヶ月から半年程度の期間を要します。このリードタイムを有効活用し、面接と並行して助成金の調査をおこない、内定や入国の時期に合わせて計画届を提出するのが理想的です。

年度替わりや公募期間の確認

補助金(経済産業省や自治体管轄)には、明確な公募期間が設けられています。多くは4月の年度始めや、補正予算が組まれたタイミングで募集が開始され、予算額に達すると早期に締め切られます。常に最新の公募情報をチェックし、募集開始と同時に申請できるよう、事前に必要書類(登記簿謄本、納税証明書、事業計画書など)を準備しておくことが、採択率を高めるポイントです。

支給申請の期限厳守と書類管理

計画が認定され、取り組みを実施した後は、定められた期間内に「支給申請」をおこなう必要があります。この期限を1日でも過ぎると、受給権を失ってしまいます。また、出勤簿や賃金台帳、日本語講習の実施記録など、取り組みを証明する書類の保管も義務付けられています。監査が入った際にすぐに提示できるよう、日頃から労務管理を徹底しておくことが、助成金受給の最後の関門を突破する鍵となります。

フィリピン人材の受け入れなら、合同会社フィリピン投資研究所へ

コストを抑えながら優秀な人材を確保するには、制度の仕組みを理解し、採用活動の初期段階から計画的に準備を進める必要があります。しかし、複雑な申請要件の確認や、採用スケジュールの調整は、多くの企業様にとって負担となる作業です。

フィリピン人雇用におけるコスト削減と、質の高い人材確保の両立を目指すなら、合同会社フィリピン投資研究所にお問い合わせください。

合同会社フィリピン投資研究所は、ビザ申請の代行から入国後の生活サポートまでをワンストップで提供しております。採用にかかる手続きやスケジュール管理も熟知しておりますので、企業様が安心して雇用できる体制を整えております。

フィリピン人採用時の申請手続きサポートなら合同会社フィリピン投資研究所

会社名 合同会社フィリピン投資研究所
住所 〒379-2301 群馬県太田市藪塚町426-1 スペースタウン駅前 105
TEL 0277-47-6973
FAX 0277-47-6974
メール akemi@prii-llc.com
URL https://www.prii-llc.com/
事業内容
  • 外国人就労支援事業
  • 教育、学生支援事業
  • 国際ビジネス支援事業